吉田拓郎コンサート2019 - Live 73 years -

- 2019年6月12日(水)アクトシティ浜松・大ホール

公演日程

5月23日(木)
市川市文化会館・大ホール【千葉】
5月28日(火)
宇都宮市文化会館・大ホール【栃木】
6月04日(火)
東京国際フォーラム・ホールA【東京】
6月12日(水)
アクトシティ浜松・大ホール【静岡】
6月19日(水)
名古屋国際会議場・センチュリーホール【愛知】
6月26日(水)
大宮ソニックシティ・大ホール【埼玉】
7月03日(水)
パシフィコ横浜・国立大ホール【神奈川】

MEMO

入場時の本人確認をTYISでは今ツアー初めて厳格に実施。チケットに記された名前・住所の身分証明(1点確認または2点確認)がないと入場できない。

会場ロビー正面の贈花「WOWOW」「ブルボン」「田口淑子」

今ツアーはMC中の弾き語りも含めて、全曲が吉田拓郎作詞・作曲

LIVE

17:45 開場(実際には身分確認のためこれよりも早く開場)

18:30 開演(場内暗転して拓郎のみステージへ、拓郎黒シャツ・白黒ストライプのパンツ、客席大歓声)

MC「こんばんは、浜松」(場内大歓声&拍手)

MC「普通なら、ここで歌う所なんだけど、歌う前にちょっと話しかけたいことがある(客席笑&拍手)ギターの鳥山と話してたんだけどさ、19年前に来たことがあるんだよね。19年前だよ、すごい昔だな。…鳥山と来たんだよね。二人で来たんじゃないんだよ(客席爆笑)その時に『夏と君と冷したぬき』っていうコンサートだったんだよね。今日リハーサルで会場見渡して、いい会場だね、ここって言いながら記憶が全くない(客席笑)今日、楽しもう(客席拍手)」

00.今日までそして明日から(Lyrics&Music 吉田拓郎,1970)

→「♪私には私の生き方がある~」から弾き語り。途中からなので1曲目にはカウントしない模様。

MC「えー、今宵、こよいってのは今夜って意味です(客席笑)今夜素晴らしいひと時をみんなで一緒に楽しもうじゃないかって、素晴らしい仲間たちを紹介しますので、温かい拍手で迎えてください。(一人ずつメンバー呼び入れ、それぞれ拍手)村石雅行、松原秀樹、村田昭、渡辺格、加藤いずみ、吉岡悠歩、今井マサキ、土居康宏、鳥山雄司、武部聡志」

01.私の足音(Lyrics&Music 吉田拓郎,1972)

→1階席オールスタンディング

02.人間の「い」(Lyrics&Music 吉田拓郎,2003)

→そのまま1階席オールスタンディング

MC(1階席盛り上がってスタンディングのまま、拓郎コール)「えー、えー…、まあお座り(客席笑&着席)まあ最近はね、19年前ということを考えても長いなーって感慨深いですね。二十歳の頃に広島から東京に出てきて全く相手にされない青春時代もあったな、って考えると、あっという間だったけど長くやってきたなって(客席拍手)最近は若い才能がたくさん出てきて、蹴飛ばしてやりたくなるくらいにいいんだな。前髪を前に持ってくる…そんだけ毛があっていいよお前はみたいな(客席笑)どこまで顔隠すんだってくらい長い…あとスポーツ、卓球の張本くん…俺は今何話し出そうとしてるんだか(客席笑)」

「フィギュアスケートの紀平梨花さん…大好きなんだよ(客席笑)羽生結弦くんとか…いまアイスショーの音楽担当を武部くんがやってるんです(客席拍手)それはどうでもいいんだけど(客席爆笑)俺、ザギトワより紀平梨花好きなんだな…『(武部に)お前、サインか何かもらえないか』『(武部)あ、いいっすよ』紀平梨花さんから、吉田拓郎様へってサイン(客席笑)こんな嬉しかったことはない…滑ってる写真があるんです…もうたまらんです(客席爆笑)それでね、武部君に吉田拓郎さんって書いてくれたんだから俺のことどうなんだ、って聞いたら『全然知らないです』って(客席爆笑)」

03.早送りのビデオ(Lyrics&Music 吉田拓郎,2009)

04.やせっぽちのブルース(Lyrics&Music 吉田拓郎,1970)

MC(客席から「拓郎かっこいい!」「拓郎大好き!」コール)「まあ、僕は昔からカッコいいから(客席大拍手)昔ってね、70年代初期の頃から僕のこと好きだった人は今はいないんですけどね、その当時から分かってたんです。吉田拓郎だけがカッコいいって(客席拍手)他の気色の悪いのはいっぱい(客席笑)俺は今回は何言っても構わないと思ってるから(客席笑)一緒にコンサート回りながら、嫌だなコイツの後で歌うのとか(マイクを指しながら)この辺によだれがついてるのとか(笑)時間経ってから自分のコンサートツアーが出来るようになって」

「若いころはコンサートが終わるとシャワーも浴びないですぐお酒を飲みに…浴びてたです、お酒を。3時頃ホテルに戻って、朝10時頃に起こされて、すぐ次の会場へって。二日酔いのままステージに上がって何が何だか分からないコンサートを続けてましたが、最近はすっかり人間が変わってしまって、お酒がほとんど飲めない…ビールをちょっと飲むと真っ赤になって『紀平ちゃん…』って(客席爆笑)何言ってんだ俺は…それで甘いものが好きなんだよねえ、シュークリームとかさ、アンコとか昔大嫌いだったのに今見ると『ウオホホホ…』とかって(客席笑)」

「先週、東京で話したんですけど、来週の日曜日に小田和正と二人きりでお茶会開くことになって(客席爆笑)時間がお昼なんですよ(客席笑)『昼間がいいだろ、お前、甘いもん二人で食おうよ』って(客席笑)あいつ、俺より1個下なんですけど、態度は俺より全然デカいっす(客席笑)『拓郎!』って言いやがるの、俺は『小田くん!』って(客席笑)最近は『飲みませんか』って言われても飲まないから、『食べましょう』とか『食べませんか』って言われると、すごく…いいね(客席笑)(弾き語りで)『♪僕は少し変わったでしょう~(放浪の唄)』っていう歌知ってる??(客席笑&拍手)CD買ってない人は今すぐ買いに行くように(客席拍手)『♪僕は少し変わったでしょう~』…だいぶ変わったような気がするんだな(客席拍手)」

05.ともだち(Lyrics&Music 吉田拓郎,1971)

→「♪あなたに、ともだちが、やさしさ~」を前奏・後奏でコーラス。

06.あなたを送る日(Lyrics&Music 吉田拓郎,2009)

→途中で転調するライブ向きでない?曲をきっちり収めた。拓郎途中で歌詞抜かす。

07.I'm In Love(Lyrics&Music 吉田拓郎,1983)

08.流星2003(Lyrics&Music 吉田拓郎,2003)

→前回2016年ツアーで拓郎が感極まってしまった心境を踏まえて(?)「流星」ではなく「流星2003」を持ってきた。「♪何ですか~」まで歌い切る。アレンジの違いだけだが通常の「流星」は1979年。途中でハーモニカ(客席大拍手)

MC(「流星」を受けて客席大歓声、拓郎コール)(拓郎やばーい!コール)「やばい(客席笑)…わ、ビックリしたー(左にドリンク交換のスタッフを見て)えー僕のコンサートは長い間やってきましたが(落陽のイントロ弾き語り)こういうのとかね(客席拍手)(春だったねの弾き語りで)『♪僕を忘れた頃に~』(客席拍手)こういうのをやるとみんな喜ぶ(客席笑)」

「ある時、ラジオの番組でね、こっちでやってたかな?(客席から『聞いてたよ!』コール)そこでメールをみんなたくさんくれてね、やり取りをしているうちに、昔やった深夜放送みたいな感じで進めてたんですが、非常に楽しい、いい番組だったと思ってるんですが(客席拍手)そこにいいアイディアがあって、予定調和の(落陽のイントロ弾き語り)が無い(客席笑)ので一発勝負をしてみたいと、自分で詞を書いたのばっかり集めて、、、戸惑った方はCDを買ってない人ですからね(客席爆笑)『あれ、知らなかったな』っていうのはすぐCDショップへ(笑)本当に行けよ?(客席笑)『ああよかったな』で家帰って寝ちゃダメだよ(客席笑)」

「それでね、これから歌うのはラジオのメールで来てた、一通のメールが妙に心に響いて、そういえばこの曲やってないな…とかね、そういうのを今回曲目で選んでるんですけども、これからやる2曲はね、これまで一切やったことないです。1曲目は勇気いるけどやってみようかな、って。もう1曲は昔から歌いたくて仕方なかったんだけど、恥ずかしいって気持ちと…上手くないんです(客席笑)笑って誤魔化そうと思ってますけどね、これからお送りする曲は初めてステージでやります(客席拍手)」

09.そうしなさい(Lyrics&Music 吉田拓郎,1992)

10.恋の歌(Lyrics&Music 吉田拓郎,1972)

MC(『所さんに印税払うの?』という意味不明な野次で客席冷笑)「えー僕の生まれた頃は日本が貧しい頃で、今が豊かだ、って心は今も貧しいですけどね…って、昔は物質的に貧しかったですから、お袋が病弱だったけど決心して僕を産んだそうです。まあ、栄養も行き届いてない時代なので僕も病弱な体で生まれてきたんですね、学校も半分くらいしか行かないし友達も出来ないし、そんな子供時代を送ってたんですが、それが大学1年の頃かロックバンドに目覚めて、絶対世界に飛び出すんだ!って感じで、ビートルズになるしかない!って(客席拍手)それでこういう生活が始まるんですけどね」

「東京に出てから何年か経って、静岡県…すぐそこですね、掛川ってところで朝までコンサートをやるようになって(客席大拍手)朝までやってしまって、それを広島で聞いた人たちが、まさか身体の弱かった吉田拓郎じゃないだろう、ってそれで広島の実家に帰ったら母親も『あれは、アンタかね?』(客席笑)っていう…それぐらいに身体の弱かった僕にとっては想像も絶する…病気もしなくなって、酒は飲むわケンカはするわで暴れん坊だったんですね。そんな『朝までやるぞ』なんて言ってた僕でしたけど、今は…ですね…また貧弱な方(客席笑)の吉田拓郎に戻りつつあって…今は『朝までやるぞ』じゃなくて『日帰りならやるぞ』って(客席笑)」

11.アゲイン(Lyrics&Music 吉田拓郎,2014)

12.永遠のツイスト(新曲?)(Lyrics&Music 吉田拓郎,作年不明)

→市川・宇都宮・東京と続いてきた、「アゲイン」後の「慕情」がカットされている。

→この曲は5月24日、公式ホームページで拓郎が「永遠のツイスト」と記している。果たして新曲かどうか?2004年ツアー「This Precious Story」のパンフレット内にリハーサル風景とセットリスト一覧が写っている写真があり、そこに「想い出のツイスト」と書かれている。当時「想い出のツイスト」はリリース・演奏されていない。となると「想い出のツイスト」=「永遠のツイスト」か?もしそうならば、この曲は未発表なだけで新曲ではなく2004年頃の作品ということになる。

→拓郎、間奏でツイストを踊りまくる。1階席オールスタンディングで応える。

MC(客席歓声)「えー、ここ数年の僕のコンサートは…北は…大宮(客席笑)南は…横浜(客席笑)幅広い地域をね、なんでこんなに回れるんだろう、って位にくまなく(客席笑)全国ツアーをやっている頃よりも大変なツアーを…日帰りだからね(客席笑)今回は北が…宇都宮まで行ってしまって(客席笑&拍手)これはもう…遠かったですよ(客席笑)車で2時間掛かりましたけど、遠かったなと…で、南はね…来週名古屋まで行くんですよ(客席拍手&歓声)(客席から『いいぞー!』コール)これはね、『いいぞー!』って問題じゃないんです(客席爆笑)本人は大変な問題でして、名古屋は日帰り出来ないんですよ、泊まらなきゃいけない…僕ね、コンサートツアーやっていて本当にホテル嫌いになっちゃったんだよ。だからホテルに泊まりたくないんだよ。主催者の奴の家に泊まるのも嫌だしね(客席笑)(客席から『ウチに泊まればー!』コール)いや、お前ん家泊まるのは嫌だよ(客席爆笑)とにかく何で名古屋を選んだんだろうっていう…名古屋に行ったら『いや~会いたかったよ~!』って言うんだよ。今日来ている人は名古屋に来るなよ(客席笑)」

「大体、吉田君って人はいい加減で、今日話してることも適当なんですけど(客席笑)とりあえず来週、名古屋へどうやって行くかなってことをね、昔、車で大阪行ったり四国行ったり九州行ったり、車が好きだったんですが、さすがに今車ね…名古屋まで何時間かかるんだ?東京から?(客席から『6時間!』コール)6時間!?6時間ったらハワイに行けちゃうんだよ(客席爆笑)大変なことだな…吉田拓郎が宇都宮から名古屋でしょ、そうすると90歳くらいになった時に仙台から大阪くらいまで(客席大拍手)ヨボヨボになって杖つきながら(シワシワの声で)『来たヨ…オオサカへ…』(客席爆笑)みんなも100歳くらいになってて、そこで倒れてるっていう(客席笑)」

「来週…どうだろう…今日だって、すごい勇気要たんだよ、ホントなんだから、分かってないでしょ??(客席拍手)絞り出すように…一生懸命来たんだから(客席大拍手)」

12.純(Lyrics&Music 吉田拓郎,2003)

→今ツアーのある意味ハイライトかも。

メンバー紹介(「純」のズシン・ズシン…と基本のリズムのみ残したままメンバー紹介へ)「えー、一緒にやってくれた素晴らしいミュージシャンをもう一回紹介します、盛大な拍手を…(Drums:村石雅行)→(Bass:松原秀樹)→…ギター渡辺格あー!キーボード村田昭!!(拓郎ミスでこのあとしばらく下を向いておでこ押さえたまま)…→(Keyboard:村田昭)→こんどこそギター!(Guitar:渡辺格)→(Guitar:鳥山雄司)→(Keyboard:武部聡志)→(Vocal:加藤いずみ→吉岡悠歩→今井マサキ→土居康宏)」

→土居の直後、「王様達のハイキング」のサビへ突入。客席ボルテージが急上昇、拓郎「♪遊びに行きませんか僕らといっしょに」で客席スタンディングし始めると同時にステージ照明落ちて暗転。

13.ガンバラナイけどいいでしょう(Lyrics&Music 吉田拓郎,2009)

MC(客席から『頑張って!』コール)「頑張ってんだよ(客席笑&拍手)これ以上は無理だよ(笑)精いっぱい頑張ってて、今日はいい感じだな(客席大拍手)コンサート・ライブも終わりが近づいてきてるんですけどね(客席から『えー!』コール)これから人生の…正直な話ですね、イントロダクションではない…エンディングを迎えてる実感があるんですけどね、僕の音楽人生もどこまで続くかは分からない…果てしなく闇ですけどね、気持ちは音楽をやり続けたいという(客席大拍手)音楽のそばにいる充実感は忘れたくないな、と思って今武部君や鳥山君に話しているのは、このツアーが終わったらすぐスタジオに入ってレコーディングしたいっていう(客席大拍手)ま、エンディングとはいえ僕のことですからね、地味なフェイドアウトするようなエンディングにはならないだろうという…皆さんも自分のエンディングをしっかり…(笑)いいエンディングを迎えないと駄目だ…始まれば終わる…素晴らしいエンディングをみんなで迎えたいと…思わない?(客席拍手)」

14.この指とまれ(Lyrics&Music 吉田拓郎,1981)

→1階席オールスタンディング(4階席もスタンディング)。客席はサビの部分で人差し指を突き出すが、コーラス4人は人差し指を頭上でクルクル回すポーズ。

15.俺を許してくれ(Lyrics&Music 吉田拓郎,1990)

→2014年・2016年と続いた後奏でのカーテンコール(ミュージシャン全員がステージ前面で手をつなぐ)は無し、拓郎が比較的長いお辞儀の後にステージを下がる従来のスタイル。

(アンコール)

→1階席スタンディングのまま手拍子&拓郎コール、大熱気。ミュージシャンが一斉にステージに入り、拓郎再登場。拓郎「ありがとう!」

16.人生を語らず(Lyrics&Music 吉田拓郎,1974)

→客席はいつものようにサビで拳を突き上げる。

17.今夜も君をこの胸に(Lyrics&Music 吉田拓郎,1983)

→「人生を語らず」の後に「ありがとう」が演奏されたのは初日の市川公演のみ。

→後奏で拓郎・鳥山・渡辺が3人並んでトリプルギター。拓郎右・左・中央でそれぞれ長いお辞儀のあとバックステージへ。演奏終了直後に「夏の日の恋」が流れる。

20:46 終演

REVIEW

2014年・2016年のステージに見られたプロジェクションを無くし、シンプルなステージ装飾と照明のみ、という拓郎ライブらしい骨太なステージ演出となった。(照明は映像で見ると更に立体的に映えるかも?)

2016年は歌の滑舌にやや舌足らずな印象を受けたが、今回は従来の滑舌に戻った印象。

当日は浜松駅前ロータリーで有志によるコンサートを開催、アクトシティ本番会場の盛り上がりの要因の一つになっているかも。

東京公演の客席が静か過ぎた印象があるが、今回は客席にとっても拓郎本人にとっても、ちょうどよい会場の大きさであったかも。

隙あらば座ろうとする、(終演後まだミュージシャンがステージ上に残っているのに)すぐ帰ろうとする客が増えてきたのは年齢上仕方ないか(失礼)それよりも現在の客席世代を歓喜させる吉田拓郎の凄さ

今の吉田拓郎の感じを素直に喜べる人にとっては最高のセットリスト、有名曲の紅白歌合戦のようなステージを求める人にとってはかなりチンプンカンプンだったかもしれない。

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